SOLAR-C

スケジュール

2020年代後半の打ち上げを目指し、検討を続けています。

01. 打ち上げ予定

SOLAR-Cは2028年度の打ち上げを目指しています。これは第25太陽活動周期の極大期付近に相当しており、この時期の打ち上げによって太陽活動領域や太陽フレア現象の観測機会が広がります。

図1:スケジュール
©︎JAXA/国立天文台

なお、活動の極大期以降も太陽活動領域の出現やフレア活動は継続するため、打ち上げが多少引き延ばしとなった場合でも、設定した科学課題を達成できる見込みです。

02. 現在までの国内状況

JAXA公募型小型衛星の公募(2017年9月発出)に応じ、Solar-Cワーキンググループは本計画のミッションコンセプト提案を行い(2018年1月)、宇宙理工学委員会の評価小委員会による審査の結果採択され、宇宙科学研究所長に答申されました(2018年7月)。 宇宙科学研究所は答申通りに次のPre-Phase A1b(アイデア実現加速プロセス)に進める衛星計画に決定し、国内外の著名科学者による国際科学審査(2018年12月)、ISASプリプロジェクト候補選定審査(2019年3月)を経て、2019年4月からPre-Phase A2(ミッション定義フェーズ) の活動をJAXA主導のもとで開始しました。2020年4月には宇宙科学研究所において正式に公募型小型4号機に選定されました。2022年7月にはミッション定義審査(MDR)が、9月にはプロジェクト準備審査が完了し、11月にはSOLAR-Cプリプロジェクトチームが発足しました。さらに、同年12月のシステム要求審査(SRR)、2023年12月のシステム定義審査(SDR)、2024年2月のプロジェクト移行審査を経て、同年3月にはSOLAR-Cプロジェクトチームが発足しました。

03. 今後のマイルストーン

今後は、プロジェクト段階において、基本設計(Phase B)、詳細設計(Phase C)、製作・試験(Phase D)ののち、打上げおよび運用(Phase E)に進みます。